肩こりは肩甲骨周りの筋肉が過度に緊張することで起こります。
人間は二本足で立って歩くことにより、自由に両手が使えるようになりました。
しかし、腕を支えている肩甲骨は筋肉で支えられていて、その筋肉は主に首から肩甲骨にかけてついています。
大きいものになると、背骨全体から骨盤についています。
頭は成人で4kgほど、腕は2kgほどあるとされています。
しっかりとした姿勢では、頭は背骨に乗り、腕はぶら下がっていれば良いだけですが、腕の使いすぎや、前かがみの姿勢は、合計8kgほどの負荷がかかり、結果的に使い過ぎとなり首や肩の凝りを引き起こします。
長時間の腕を前に出す動作、長時間の運転やパソコンの使用や猫背などにより、頭が重心よりも前にずれているような姿勢の時には、重たい頭を支えるために首や肩にかかる負担はさらに増してしまいます。
頭をもっとも支えているのは首の7つの背骨と靭帯と筋肉です。
しかも、首からは頭や肩、腕、手のひらまで行く神経が出ていますので、痛みにはなおさら敏感です。
特に現代人のライフスタイルにおいて、肩こりや首こりはほとんどの人が経験しているといっても言い過ぎではないでしょう。