背骨のバランスが崩れたときにあらわれる最初の症状のひとつは、エネルギーの低下や疲労感です。その他に姿勢の変化があります。肩の高さが違う、後ろを振り向くとき片側の方がやりやすい(首が回りにくい)、歩くときに片方の足が開きがちになる、片方の靴のすり減りが大きい、と言ったことがあげられます。
また極度に自律神経に負担のある方は猫背のような丸まった姿勢になる傾向にあります。これは辺縁系由来の姿勢で特に身体の前面の筋肉が硬くなる傾向にあるためです。試験の結果や業績不振などで肩を落としているような場合を思い浮かべてみてください。
痛みがなくとも、身体のなかで何かが起きているサインです。しかし、これらの症状は歪みが起こってから、かなり経った後に初めて起こることがあります。
背骨や骨盤の歪みは、だるいなどの疲労にとどまらず、抑鬱、注意力の低下、神経質、せっぱ詰まった感じといった感情的な変化を起こすこともあります。
背骨や骨盤の歪みからもたらされるダメージはだんだんと蓄積されます。
普段、仕事、学校、家庭での生活で無理をしたり、友人や親戚のことなどを心配する傍ら、自分の問題に関しては、無関心であったり、無視したりしています。
痛みがないから大丈夫!!そのうち良くなるだろう!?
これは、磨り減ったタイヤで高速道路を走っているのと同じかもしれません。確かに街中をゆっくり走る分には問題は生じませんが、高速で走ればそのうちバーストしてしまいます。
痛みが無い状態が健康ではない?